働き方の種類(雇用形態)でお迷い中の方へ【現役の人材コーディネーターが解説】

転職

こんにちは。くりすです。

人材派遣、紹介会社にて人材コーディネーター兼営業職として働いて7年目になります。

”風の時代”とも言われ、これまで以上に自由な働き方や多様な働き方のある現代、転職活動をするにあたり雇用形態を迷われている方も多いのではないでしょうか。

仕事探しをしたいが、そもそもどういう働き方が今の自分にとってベストなのか正直よく分からない。

色々な雇用形態があるけど、そのメリットとデメリットを知りたい。

そんな風にお迷い中の方もいらっしゃると思います。

どういう状況の方がどういう雇用形態を選ぶと良いのか、人材コーディネーターの立場としてアドバイスをさせて頂きたいと思います。

この記事を読むことで分かること

・働き方の種類(雇用形態)が分かる

・各雇用形態のメリット、デメリットが分かる

是非参考にしてみてください。

1.常勤

1-1.正社員

正社員の定義として、

フルタイム

無期雇用

直接雇用

の3点が揃うことが条件となります。

そのため、必然的に雇用保険や社会保険(健康保険や厚生年金、労災保険等)への加入も対象となり、福利厚生も手厚いという点がメリットとなるでしょう。

ただフルタイムとされる勤務時間に関しては各会社によって異なり実働8時間のところがあれば、実働7時間のところもあったりまちまちです。

基本的には会社の就業規則に基づいて、制限なく勤務が可能である必要があります。

正社員=安定のイメージがあるのは、無期雇用ということが一つの大きなポイントかもしれません。

<メリット>

・収入が安定している

・社会保険をはじめとする福利厚生の充実

・昇進や昇格など出世のチャンスがある

<デメリット>

・自由な時間を確保しにくい

・転勤や異動の可能性がある

・良くも悪くも責任ある仕事を任せられる

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1-2.時短正社員

子育てや介護などを理由に、正社員という雇用形態でありながらも、勤務時間を通常よりも短い時間で雇用してもらえるのがこの時短正社員制度です。

当然ながら、勤務時間が短く設定されるため、その分は通常の正社員と比べお給料は減額となります。

ですが、正社員のメリットである賞与や退職金などをはじめとする福利厚生面は正社員同様に待遇を受けることができるので、小さな子供を持つ働くママさんや介護のために定期的な通院等が必要となる方などにはとても助かる働き方かと思います。

<メリット>

・仕事と家庭との両立がしやすくなる

・勤務時間が短くなっても正社員と同様の待遇を受けられる

・パート職員と比較して責任ある業務や立場となって勤務することができる

<デメリット>

・正社員と比べて、時短の分だけ給料は低くなる

・出世などの面で正社員と比較するとマイナスとなる場合もある

・子育てや介護など時短を希望とする理由が必要

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子育て中の方、介護をしている方

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2.非常勤

2-1.パート

正社員とは違いフルタイムではなくても良いため、勤務日数や勤務時間などに融通のきく働き方となります。

その為、扶養範囲内など少ない勤務日数から正社員ほどの日数は働けない場合は週4日など、家庭環境や自身の体調などプライベートと両立して働ける環境にあるのが魅力です。

その際、雇用保険や社会保険の加入有無は勤務時間によって異なります。

パートであっても、条件を満たせば社会保険の加入は可能です。

お給料形態は時給制となるため、当然ですが働けば働くほど収入は増えますが、働かなければその分お給料も入りません。

<メリット>

・プライベートを優先した勤務条件で働くことができる

・派遣や単発アルバイトとは違い1つのところで長きに渡って安定して働くことができる

・正社員に比べて責任の比重が軽い

<デメリット>

・一般的に時給は派遣よりも低い

・良くも悪くも実際に働いた分しか収入が入らない

・正社員が対象となる福利厚生内容も、パートの場合だと対象外となる場合がある

【こんな方へオススメ】

家庭を持っている方、子育て中の方

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2-2.契約社員

正社員とは違い、無期雇用ではなく期間の定めがある雇用形態が、この契約社員にあたります。

この期間については上限として3年。

各企業にもよりますが、基本的にはこの無期雇用ではないという点を除いて、勤務日数や時間、業務内容などは正社員と変わらない働き方が必要となることが多いです。

良くも悪くも、あらかじめ勤務の期間が決まっているからこそ、先々にやりたいことや転居や家族計画などなにか予定がある方にはちょうど良い働き方かもしれません。

ですが、正社員とほぼ同じような条件で働いているのにも関わらず、退職金が対象外であったり、賞与も少なめとなってしまうのはデメリットになるかと思います。

<メリット>

・期限付きで働くことができる

・正社員に比べて責任が軽い場合がある

・転勤などの可能性は低い

<デメリット>

・退職金なし&賞与も少なめ

・契約期間は全うする必要がある

・昇進や昇格は見込めない

【こんな方へオススメ】

先々のプランが未定の方

3.派遣

3-1.一般派遣

派遣の場合、雇用元は実際に業務を行う勤務先ではなく、登録をした派遣会社が雇用元となります。

就業先と、派遣会社と、勤務者の3社契約です。

そのため、勤怠の管理やお給料の振り込みなども全て派遣会社の就業規則に基づくかたちになります。

勤務条件については、自分の希望日数や希望時間、希望の期間等に添うような求人先を選ぶことで、プライベートとの両立をはかりやすい就業形態であるのが魅力の一つです。

その反面、有期雇用であり、お給料も時給制であるため、長きにわたって働くという点では不安定であると感じることもあるでしょう。

<メリット>

・プライベートを優先した勤務条件で働くことができる

・有期雇用となるため、先々の予定も立てられる

・派遣だからこそ経験ができるお仕事がある

<デメリット>

・有期雇用となるため定期的に職探しが必要になる

・退職金や賞与などは対象外となることが多い

・人手が足りていない職場環境となるため即戦力を求められる可能性もある

【こんな方へオススメ】

転居予定のある方、妊活中の方、留学予定のある方、家庭を持っている方

3-2.紹介予定派遣

紹介予定派遣という派遣の種類は、直接雇用への切り替えを前提とした状態での派遣雇用で、いわばお試し勤務のような働き方です。

期間は最長で6ヶ月間までと決められており、派遣勤務後、双方の合意によって直接雇用へと切り替えとなります。

とはいえ、実際は直接雇用への切り替えとならず、派遣期間をもって終了となってしまっても問題はありません。

実際に働いてみて、業務内容だったり、企業の雰囲気だったり、人間関係だったりをみてから正式に直接雇用への切り替えの希望有無を判断する流れで良いのです。

入職後に”思ってたイメージと違った“という事態を避けることができるので、未然にミスマッチを防ぐことができるでしょう。

<メリット>

・実際に働いてみて労働環境を知ることができるので、ミスマッチを防げる

・未経験職種を経験するきっかけになる

・場合によっては正社員時の給料よりも派遣時の方が高くなることもある

<デメリット>

・賞与の対象期間は、直接雇用への切り替え後からとなる場合が多い

・自分が直接雇用への切り替えを希望しても、企業側から断られる可能性もある

・直接雇用への切り替えを希望しない場合でも、契約した派遣期間は全うする必要がある

【こんな方へオススメ】

これ以上経歴を増やしたくない方

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4.単発アルバイト

1日だけ、もしくは数日のみの勤務を希望の際は日雇い派遣とも言われる単発アルバイトという働き方になります。

単発アルバイトという性質上、勤務を希望したからといって、必ずしもその日に働けるとは限らないため収入面を安定させることは難しいのが現状です。

そのため、お小遣い程度の収入で十分な方や、本職の勤務がない日に働きたい方にはこの単発アルバイトがちょうど良いかと思います。

案件も幅広く、今までに経験したことのないような職種を気軽に経験することができるのも魅力の一つで、実際に行ってみて面白ければまた次の勤務も希望をしてみたり、そうでなければ次の勤務は希望しなければ良いので、精神的な負担は少なく勤務ができるかもしれません。

<メリット>

・気軽に始められる

・もしも合わない職場環境であったり嫌な人がいた場合でもその日限りで終了することができる

・未経験の職種を経験してみることができる

<デメリット>

・勤務をするにあたりその都度応募などの手続きが必要

・勤務の度に新しい業務内容を覚える必要がある

・必ずしも仕事があるとは限らないため収入は安定しにくい

【こんな方へオススメ】

本業がある方、家庭を持っている方

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

それぞれの雇用形態にはそれぞれのメリットもあればデメリットもあるのがお分かり頂けたかと思います。

世間の一般的なイメージで雇用形態を選ぶのではなく、今の自分に本当に合った雇用形態を選ぶことで、より充実した生活を送れるようになるといいですね。

もし働き方に迷いがある方は転職エージェントのコーディネーターへ個別で相談し、アドバイスを聞くのも良いかと思います。

これを機会に色々な働き方を検討してみてください。

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