派遣という働き方【現役のコーディネーターよりメリット6選をご案内】

転職

こんにちは。くりすです。

人材派遣、紹介会社にて人材コーディネーター兼営業職として働いて7年目になります。

転職をするにあたり”派遣“という働き方を検討してる方もいるかと思いますが、実際のところ派遣についてよく分からない・・というご相談を多く受けます。

派遣で働く際の流れを知りたい!

派遣で働くメリットを知りたい!

そんな方のために、そもそも派遣とはどういう働き方なのか、派遣で働く際の流れや派遣で働くメリットを6つ、ご紹介させていただきます。

これまでに何百人もみてきた、派遣勤務をして頂いた方の実際の声や感想をもとに、”派遣“という働き方の魅力をご案内致します。

ぜひ参考にされてみてください!

1.派遣という働き方

 1-1.派遣勤務とは

そもそも派遣とはどのような雇用なのか。

それは、雇用元は派遣会社となるため、派遣会社の一職員として、派遣先にて一定期間、お仕事をする雇用形態です。

つまり、雇用元は派遣会社ということは、勤怠の管理やそれに伴うお給料の振り込み、また保険関係の加入手続き等も、実際にお仕事をしている派遣先ではなく、派遣会社のルールに従って行うことになります。

 1-2.派遣で働く際の流れ

①派遣会社に登録

②勤務を希望する応募先を決める

③応募

④勤務を希望する応募先と面談

⑤採用

派遣で働く場合、まず第一に派遣会社に登録することが必須条件になります。

雇用元が実際に勤めに行く勤務先ではなく、派遣会社となるため、就業条件などの確認や勤怠管理の方法、給与振り込みの方法などの説明のために、派遣会社との面談が事前に必要になる場合もあります

そして、派遣会社から希望の条件に沿うような求人先をいつくか提案してもらう中で、応募先を決め、エントリーする流れとなります。

エントリーは基本的に派遣会社が行ってくれるので、この段階ではまだ何か準備をしたりする必要はないことが多いです。

とっても楽ちんですよね。

そして書類選考が通れば実際に応募をした希望の勤務先との面談となります。

2.派遣のメリット

 2-1.期限付きなので終わりが明確!

派遣のメリットの一つといえばやはり”期限付き”というのが大きのではないでしょうか。

例え職場で苦手な人がいたとしても、業務が希望するものではなかったとしても、通勤が遠くて大変だったとしても、”終わりが見えてるから頑張れる”ということもありますよね!

正社員になると、良くも悪くも”一生”。

何年、何十年も嫌な環境で仕事を続けなければならないと感じると逃げ出したくもなるかもしれません。

それが派遣であれば、最短1ヶ月(31日)〜と短期間での就業が可能になります。

だいたい多くの場合は3ヶ月や6ヶ月更新とするところが多いですが、数ヶ月であればあっという間に過ぎてしまいますよね。

正社員では苦労しがちなこととして退職の相談、調整が挙げられることも多いです。

ですが、派遣の場合は元々が期限付きの雇用となるため、当初契約した期間さえしっかりと満了すればその後の延長は必須ではありませんし、スムーズに契約期間をもって退職をすることができます。

 2-2.派遣でも社会保険の加入も可!

派遣であっても条件を満たせば正社員と同様に社会保険の加入も可能です。

“期限付きの雇用だから…”という理由で社会保険の対象にはならないと勘違いされている方も多いのですがご安心ください!

その基本的な条件としては、

・1週間の所定労働時間が正社員の4分の3以上(一般的に週30時間以上)であること

・契約期間が2カ月を超える場合

※簡単に言えば勤務期間は初回3ヶ月以上、実労働時間7時間半以上の勤務先で週4日以上働けば加入対象となります。

ですが、2016年10月から適用の範囲が拡大したことで以下の条件を満たすことができれば加入対象となるよう緩和されました。

・1週間の所定労働時間が20時間以上

・1年以上の雇用が見込まれる

・月額の賃金が88,000円以上

・会社の従業員数が501人以上

更には平成29年4月から今現在、従業員の数が500人以下の会社であっても、労使で合意がなされていれば適用範囲となるよう緩和されています。

以上のように、社会保険の加入対象となることは全然難しいことではありません!

加入対象になるのか不安がある方は、派遣会社に登録をして、勤務の希望条件を伝える際に必ず「社会保険を希望」の旨コーディネーターへ伝えておけば安心ですよ。

 2-3.場合によっては延長も可!

実際に働いてみて、環境が良ければ延長の相談も可能です。

なかなかネット上の口コミだけやホームページからの情報などでは分からないことも多いかと思います。

それが実際に自分が働いてみて体験することができるので、何よりも一番リアルな職場環境が分かりますよね。

実際に職場の業務や人間関係、雰囲気が分かった状態であれば、ミスマッチが防げるので安心です。

人によっては職場環境が良く、何度も延長を繰り返される方もいらっしゃったり、運が良ければ正社員やパートでの直接雇用への切り替えを相談して無期雇用になる方もいます。

反対に、実際に働いてみて分かるマイナス点などに気付くこともあるかと思います。

その場合、当初契約した期間さえしっかりと満了すれば、その後の延長については希望をしなくても問題ないので、その契約期間をもって終了することができるのも安心できる点の一つです。

ただし、実際に延長できるかどうかは、その時の企業の人員状況であったり、これまでの勤務態度などの判断となりますので、その点は事前にご了承くださいね。

 2-4.色々な職場を体験できる!

期限付きというメリットを利用して、色々な職種、色々な職場での勤務を経験できることも派遣勤務での大きなポイントです。

特に正社員としての勤務では叶わなかった大手企業や外資系起業なども、派遣であれば勤務が可能ということもよくあります。

また未経験の職種でも応募が可能な場合、派遣として経験・実績を積むことで、いずれ正社員としての転職活動を行う際の評価対象となることもあります。

ステップアップのための勤務として、経験の幅を広げるのにお勧めです。

興味はあるけどこれまで実際に経験することが出来なかった職種や、自分に合っているのか分からないから一度経験してみたい職種など、派遣であればお試し勤務のようなかたちで実際に体験することができるのがメリットの一つです。

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 2-5.パートよりも時給設定が高め!

派遣は急募という状況下での募集になるため、一般的にパートでの時給よりも高めに設定されていることが多いです。

同じ仕事内容でも時給が違うなら高いに越したことはないですよね。

たかが、数十円、数百円の違いであっても、それを一日の勤務時間と一週間の勤務日数で計算し月額として比べると、数万単位での差が開くこともあるでしょう。

 2-6.トラブルなどの際、派遣会社のフォローがを受けられる

実際にお仕事を始めてみると、思わぬトラブルや困ったことなどもあるかもしれません。

そんな時は雇用元となる派遣会社へ相談することで、上手く間に入ってフォローをしてくれたり、業務の改善依頼をしてくれたりとサポートを受けられるのがメリットの一つです。

何か困ったことがあった際にも、正社員など直接雇用となる場合は、自分で勤務先へ直接相談や交渉などをする必要がありますが、派遣の場合はあくまでも雇用元が派遣会社にあるため、勤務先とのトラブルを避けるためにも直接交渉をするのではなく、まずは派遣会社へ伝えて指示を仰ぐ流れとなります。

その際、派遣会社も派遣さんは自分の社員となるため、理不尽な申し出や非常識な相談ではない限りは早急に対応してくれるはずです。

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3.こんな方にお勧め

 3-1.働き方に迷っている方

まだこれから自分がどういう業界、どういう職種、どういう仕事をしていきたいか分からない。

できれば次に勤める仕事が最後にしたいという思いがあるからこそ、なかなか次を決められずに迷ってしまう。。

とはいえ、お金を稼ぐ必要もある。。

そんな風に、仕事選びに慎重になるあまり、なかなか決断をできず転職活動が進まない方も多いのではないでしょうか。

そんな時は、つなぎとしてでも派遣がオススメ。

派遣であれば元々期限付きの雇用となるため、派遣として勤務をしながら正社員になるための転職活動を行って頂いても問題ありません。

正社員の際に苦労する退職に関しても、派遣の場合は基本的に強引に引き止められたりすることはないので、手こずることもなくスムーズに進められるでしょう。

しっかりと今後自分がやりたいこと、希望の勤務条件などをはっきりさせて、納得のいく勤務先を見つけるまでの期間としてお金を稼ぎながら検討することができるでしょう。

何だかモヤモヤした状態で、”とりあえず”正社員として仕事を始めたものの、結局思っていたのとは異なり早期退職、、となるリスクは避けられるかと思います。

 3-2.留学や就職先等次の予定が決まっている方

すでに数ヶ月後に留学の計画があるので、それまでの間に留学資金を稼ぎたい!

次の就職先の内定を頂いているけど、現職の退職後からそれまでの間期間が空いてしまった。

留学や就職先以外でも、転居予定や趣味などでも先々の予定が決まってしまっている関係で正社員としての勤務は難しい方もるいらっしゃるでしょう。

その場合は迷わず派遣をご検討ください!

当然のことながら正社員の場合は、数ヶ月後、もしくは1年後であっても退職予定が分かっている人の採用は基本的に難しく不採用とされることが多いのですが、派遣であればそういう条件でもネックにはなりません。

今後の予定が確定している場合は派遣会社に伝え、必要であれば企業への応募時にも合わせて伝えてもらうことで、短期間のみの就業でも問題なく話が進められます。

 3-3.妊娠希望の方

今後、近い将来妊活をしたいけど、お金も稼ぎたい。。

そんな場合、期限付きの派遣で、ご自身の身体や家庭の様子を見ながら契約更新をしていくというのも一つの方法です。

妊娠については授かりものですので、どのタイミングで希望が叶うかは誰にも分かりません。

またありがたく妊娠することができた場合、多くの方がつわりも始まる流れとなるでしょう。

そういった場合でも一度結んだ契約期間については、基本的に守る必要があります。

そのため、もし不安であれば一気に6ヶ月以上の長期間での契約を結ぶのではなく、3ヶ月以内短期間での契約とした方が安心かと思います。

 3-4.会社に縛られたくない方

正社員としての勤務にはメリットが沢山ありますが、反対にデメリットとなる部分もあります。

そのデメリットの一つとして”自由度が下がる”ということが大きいのではないでしょうか。

一般的に正社員で勤務をする場合、週に実働8時間勤務を週5日間。

場合によっては残業も多く発生したり、季節休暇(お盆や年末年始等)も勤務があったり、シフト制でお休みの曜日が決まっていない方もいるかと思います。

そんな感じで、正社員として働く場合、多くの時間を仕事に費やしていることになりますよね。

一方派遣であれば、週に何日間働くか、何曜日の勤務を希望するか、何ヶ月間働くか、等選択肢は様々。

場合によっては時短や半日勤務の希望なんかも出せたりします。

また、派遣の場合時給制となり、契約時間が決められていることから、基本的にあまり残業はさせないようにする企業も多いです。

正社員に比べてだいぶ自由度は高くなるので、プライベートや家庭を重視したいという方にはオススメの働き方です。

 3-5.とりあえず短期間で稼ぎたい方

短期間で集中して稼ぐのであれば断然単発アルバイトよりも派遣の方がオススメ。

単発アルバイトだと、案件次第で思うように勤務が入らない可能性もあったり、何よりも毎回新しいお仕事を探したり応募したり、、と事前準備をする手間を考えたら、一ヶ所のところで決まった勤務があった方がラクですよね。。

その上、本ブログの2-5でも案内しているとおり、派遣の場合は急募という状況にあるため時給も高めに設定されていることが多いです。

人手不足が深刻な企業の場合、即日から勤務開始が可能であったり、即戦力として見込まれる場合は通常時よりも更に高額な条件での求人も入ってくる可能性もあります。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

派遣として働くのは、単に期限付きというメリットのみならず、様々な面でのメリットが沢山あると感じていただけたのではないでしょうか。

”正社員の方が良い” “派遣は不安定”といった世間の偏ったイメージだけにとらわれず、自分にあった働き方を選択してもらえると、きっと人生の満足感にも繋がってくるかと思います。

働き方にお迷い中の方は転職エージェントのコーディネーターに相談しながら、無理なく満足して働けるような就業形態を探してみてくださいね。



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