こんにちは!くりすです。
大事なわが子のこととなると、小さなことでもすぐに不安になってしまう。
子育てをしていると心配事が尽きず、神経質になってしまう。
初めての子育ての方は特にそう感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
大好きな子供のことを心配するあまり、厳しくあたってしまったり、小さなことにも不安を感じて心に余裕が持てなくなってしまう方もいるかと思います。
そんな方にオススメしたいのがこの一冊。
「心配事の9割は起こらない」
この本を参考にして思考法を変えるだけで、張り詰めていた緊張感やプレッシャーからも解放され、少しだけ心に余裕を持つことができるようになるかと思います。
今回は私がオススメしたい子育てに活かせる思考法を3つ厳選してご紹介します。
ママの笑顔は子供にも伝染します。
是非本書を参考にして、余計な心配事に振り回されることなく、心穏やかに過ごせるよう考え方を変えてみてくださいね。
1. 心配事の9割は起こらない
1-1.本から得られるもの
減らす、手放す、忘れる――そうすることで、「実体」がない「妄想」や「思い込み」「勘違い」や「取り越し苦労」から解放されて、余計な悩みや不安を抱えなくても済むようになっていきます。
心配事の“先取り”などせず、「いま」「ここ」だけに集中することで心を整えていく考え方が分かります。
本書を日々読んで思考法を頭に定着させるのもよし、救急箱のように何か不安にかられて、いてもたってもいられなくなった時にパラパラとめくって読むのもよし。
手元にあるととても助かる一冊です。
悩み事や不安があった時、インターネットで調べることもできますが、ネット上にはあなたの悩みや不安を解決してくれるプラスの情報もあれば、反対に知りたくもなかったマイナスの情報や余計に悩みや不安を大きくするような不確かな情報さえゴロゴロと転がっているでしょう。
そんな情報に惑わされることなく、根本から悩みや不安の種を一旦取り除いて冷静な自分に戻してくれるのが本書 「心配事の9割は起こらない」です。
1-2.著者のプロフィール
曹洞宗徳雄山建功寺住職であり庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授でもある著者の枡野俊明(ますの・しゅんみょう)さん。
2006年に「世界が尊敬する日本人100人」にも選出され、国内外から高い評価を得ています。
本書の他にも『禅、シンプル生活のすすめ』、『禅「心の大そうじ」』『禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本』など多数あります。
1-3.本の概要
“心配事の9割は起こらない”それはつまり「なんでもないこと」に振り回されてしまっていることが多い、と著者は言います。
妄想や執着などの無駄な感情は捨てて、「いま」というこの瞬間に集中して「当たり前」に感謝をする。
そうしたシンプルな暮らしこそが無駄な心配事を作らないコツになります。
2.子育てに活かせる考え方
2-1. 「どうにもならないこと」に心を注がない
まず前提として知っておかなければいけないこと、それが”世の中には自分ではどうにもならないことがある”ということです。
このどうにもならないことをどうにかしようとするから、しんどくなったり、苦しくなったりする、と著者の枡野さんは述べています。
ではどうすれば良いのか。
それは”そのまま、あるがままに受け取る”ことが必要なのです。
じたばたしようが、しまいが、結果は変わりません。
それであればそれが正味の自分とあっさり受け入れましょう。
そうすることでどうにもならないことに、とらわれることがなくなって、「どうにかなる」ことに前向きの心で取り組めるようになるのです。
子育てをしていても、「どうにもならないこと」の連続ではありませんか?
もっと言えば、きっと妊娠中の身体の変化の時からどうにもならないことばかりだったのではないでしょうか。
例えばこの先、どんなに子供の健康に気を付けて注意をしていたとしても病気や怪我をしてしまうことだってあるかもしれません。
そのことを悔やんだところで、起こってしまった現実がくつがえることはありえないのですから、まずは受け入れることが必要になります。
そうすることで、次自分にできる「どうにかなること」に心を向けることがでにるようになるのです。
2-2. 人は人、自分は自分、それでいい
十人十色—— 十人の人間がいれば、一人ひとり人格も個性も違うという誰もが知る当然のことです。
それでも自分と違う人生観を持っている人に対してときに苛立ちを覚えたり、ときに自分自身に不安を感じてしまうこともあるでしょう。
人間関係における不平不満の根っこに、自分の人生観の押しつけがないか、それをいま一度考えることが大事です。
子育てをしているとどうしても、子供の成長を他の子と比べてしまったり、いつも穏やかで笑顔に子育てをする他のママさんと自分を比べてしまうこともあるかもしれません。
また、他の先輩ママさんや両親、親戚から子育てのアドバイスや指摘を受けてイラッとすることだってあるかもしれません。
そんな時は、十人十色—— 人は人、自分は自分ということを思い出して、余計な「妄想」や「思い込み」「勘違い」や「取り越し苦労」に悩まされることがないよう心を整えられるようになるといいですね。
2-3. 「過干渉」が心配のタネとなる
“度を過ぎた過干渉が、子どもをスポイルする。”著者はそう言います。
(※スポイル=台無しにする、人間をだめにすること)
「これはわが子、わが財宝と考えて、愚かな者は苦しむ。己さえ己のものでないのに、どうして子と財宝とが己のものであろうか」という仏教の言葉があるように、過干渉の背景には、子どもを“わがもの”と思う心があるのだそうです。
子供はどんなに小さくても一つの意思を持った立派な人間。
また、自分が産んだ子供であっても、自分のものではありませんよね。
少子化により親は子どもに“手をかけ放題”となったいま、可愛くて愛おしい子供だからこそ、あえて手をかけず子供が自分で判断して行動できる子になるよう見守ることも大事なのです。
3.まとめ
いかがだったでしょうか。
本書では、当たり前だけどつい忘れてしまいがちな教訓を禅の教えとともに改めて教えてくれる教科書のようなものです。
今回は子育てで活かせる項目をピックアップしましたが、本書では仕事やお金、人間関係から自分自身のあらゆる悩みに対して応用ができ、心を落ち着かせてくれる言葉が書かれています。
心配性で、すぐにネットであれこれを検索してしまうあなた。
自分にプレッシャーをかける行動はやめてみませんか。
気になる方は是非購入してみてくださいね。
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