こんにちは!くりすです。
子育てをしていて、どうしてもついイライラしてしまう。
子育てをしていて怒ってしまう自分に罪悪感を感じる。
そんな場面、ママなら1度は誰だってありますよね。
本当はもっと広い心を持って子供に接したいのに、まだ小さな子供に対して自分の感情を抑えられず、後悔することもあるかと思います。
また、子育てに限らず、旦那や職場、そして友人相手でも、いつも寛大で穏やかな心でいたいと思うのは当然ですよね。
そんな方にオススメしたいのがこの一冊。
「反応しない練習」
この本を参考にして思考法を変えるだけで、ついついイライラしてしまった時にも、感情的にならず冷静に対応できるようになっていくでしょう。
今回は私がオススメしたい子育てに活かせる思考法を3つ厳選してご紹介します。
子育てを通して自分の成長にも繋がるかと思いますので是非参考にしてみてくださいね。
1. 反応しない練習
1-1.本から得られるもの
「どんな日常にあっても、いたずらに反応しない」「悩みを正しく考えて解決する」この練習をすることによって、すべての悩みを根本的に解決できるようになります。
人生には悩み・問題がつきもの。
その現実を受け入れた上で、悩みを理解し、合理的に考えることができるようになる思考法が紹介されています。
この思考法を取り入れることで、ムダな動揺、怒り、プレッシャー、不安等から解放されて心が軽くなるので、仕事や育児、そして自分自身の問題などありとあらゆる場面で活かせるようになりますよ。
1-2.著者のプロフィール
著者の草薙龍瞬さんは東大出身の僧侶。
実用的な仏教の「本質」を、仕事や人間関係、生き方全般にわたって伝える活動を行っています。
そんな草薙龍瞬さんが、古代インドの賢者〝目覚めた人〟ブッダの教えを元に書かれたのが本書。
本書の他にも『悩んで動けない人が一歩踏み出せる方法』、『独学でも東大に行けた超合理的勉強法』、『消したくても消えない「雑念」がスーッと消える本』を出版。
1-3.本の概要
“ムダな反応をしない”こと。
それがあらゆる悩みを根本的に解決できる最も重要な方法です。
ムダな反応を抑える具体的な方法としては「心の状態を見る」という習慣を持つことが大切です。
この「心の状態を見る」ためには①言葉で確認する。 ②感覚を意識する。 ③分類する この3つを行うことでムダな反応を鎮めることができるようになります。
2.子育てに活かせる考え方
2-1.良し悪しを判断しない
“人が悩んでしまう理由の一つは、「判断しすぎる心」にあります。”と本書に書かれている通り、人は生きていると判断する必要のないことにまで、「いい・悪い」「好き・嫌い」「成功・失敗」「最高・最悪」「あってる・間違ってる」とムダに判断をしすぎています。
この判断をすることによって次に生まれるのが「執着」。
執着してしまうと、苦しみが生まれます。
育児でも知らず知らずのうちに自ら勝手に判断してしまっている時はありませんか?
“〇〇できないことが悪い” “〇〇できないから失敗” “〇〇するのは間違ってる”など、自分の期待や願いからくる、もはや「妄想」に執着している状態なのです。
「ない」ものを「ある」と勘違いせず、「ない」ものは「ない」とそのまま見て受け入れることも大切。
「自分は正しい」という判断をすることもまた危険です。
相手は小さな子供であってもしっかりと意思を持って動いています。
ムダに判断をしすぎることをやめることで、育児でも少しだけ冷静になって、子供の立場にたって考えることもできるようになるかもしれませんね。
2-2. 「頑張らなきゃ」という思い込みから降りる
育児をしていると、思い通りにはいかず落ち込むことや自信をなくしてしまうこと、自己嫌悪になる時だってありますよね。
でもこの「自信がない」「まだまだ」という最初の判断自体が、余計な判断であり勘違いです。
今この瞬間、この時点で判断をする必要はありません。
では、こんな時どうすれば良いのか。
それは「とりあえず体験を積む」だけでよいのです。
「こう動けば、成果が出る」という見通しが立つようになることが自信をつける方法です。
育児はどんなに頭が良い人でも、仕事ができる人でも、例え2人目3人目の育児であっても、想定外のことも起こりますし、思い通りにはいかないことだってあります。
そんな時でも、ネガティブな妄想にとらわれて自分を否定することなく、「今できることをやる」ということだけに集中するこで少しだけ気持ちが軽くなりますよ。
2-3. 他人からの評価を「追いかけない」
他人の目を気にしてしまうことでの緊張、プレッシャー、ストレスってきっと誰にでもありますよね。
子育てにおいても、どうしても人と比べてしまったり、人の評価を気にしてしまったり、周りに流されてしまう場面なんかもあるかもしれません。
ですがこの他人の目を気にしてしまうというのは”承認欲が作り出す妄想〟をしている状態です。
妄想は妄想にすぎません。
何が思い浮かんでも反応しないという覚悟が、大事なのです。
例えば子供の成長、幼いころなんかは特に、個人差があるので、同い年の子の出来ることに目がついたり、ついちょっとした周りからの指摘などに悩んでしまったりもするものです。
また出先で色んな人が見ている中で子供が泣いたり駄々をこねたりすることだってあるかもしれません。
そんな時にあれこれと事実ではない妄想が勝手に浮かんできても、確かめようのないことは放っておきましょう。
妄想によって自分自身を苦しめる必要はないのです。
3.まとめ
いかがだったでしょうか。
この本を読むことで、”悩み”を悩みと捉えるかは全て自分次第ということが分かるかと思います。
少しでも悩みの種から解放されて、心穏やかに過ごしたいですよね。
なかなか、ある日突然悩みから解放されて前向きに考えられるようになる!というように即効性があるわけではないかと思いますが、日々の暮らしの中で少しでも不快に思うような出来事があった時、この本を開いて考え方を改めていくことで徐々に生きやすい思考法に変わっていくかと思います。
育児のみならず仕事や家庭、その他の人間関係等幅広い悩みに対応できる本なので、とてもオススメな一冊ですよ。
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