人材業界への転職〜デメリット〜【現役の人材コーディネーターが解説】

転職

こんにちは。くりすです。

人材派遣、紹介会社にて人材コーディネーター兼営業職として働いて7年目になります。

今回は人材業界への転職にご興味をお持ちの方のために、人材業界で働く上での苦労した点やデメリットなどを、現役の人材コーディネーターよりを4つをご紹介致します。

人材業界での仕事に興味はあるけど、実際のところどうなの?

人材業界で働くメリットやデメリット、実際に働く人のリアルな意見を聞きたい。

そんな疑問をお持ちの方々の参考になれば幸いです。

是非転職先の候補の一つとしてご検討ください。

1.人材業界の主な仕事

 1-1.人材コーディネーター職(キャリアアドバイザー)

求職者と求人側を繋ぐ架け橋となるのがこのコーディネーター職の役割。

転職エージェントへ登録をして頂いた求職者の希望条件や経歴などを詳しくヒアリングし、希望に沿うような求人を提案していきます。

その中で実際に希望する求人が見つかった際、面接調整や面接対策、そして入職までのフォローを行います。

求職者の希望に沿う求人を提案するのはもちろんのこと、人材コーディネーターというプロの立場から”こういったら働き方もあるよ” “こういった業種も合ってると思いますよ” といった、求職者本人では気付くことのできない提案をしていくのも腕の見せどころ。

仕事探しをする方に寄り添って、ベストな求人をお探しして提案することで、適切かつスムーズな転職活動が行えるようサポートしていきます。

 1-2.営業職(リクルーティングアドバイザー)

採用活動を行い、求人募集を行う企業のサポートをする立場となるのがこの営業職。

企業側の人員要件をヒアリングし、どのような募集背景があって、どのような人材を、何人くらい、どの時期に必要なのか、といった様々な情報を収集し、適切でスムーズな採用活動が行えるようサポートしていきます。

採用活動に苦戦している時には、企業側へ求人内容や募集要件のアドバイスや緩和の提案をすることも。

主に人材業界では、求職者ではなく、求職者を紹介する求人者である企業から紹介手数料としてお金を頂くため、人材業界にとっては企業がお客様の立場となります。

求人募集を行っている企業への新規開拓から、これまでに定期的に求人募集がかかることのある企業へのフォローなど、顧客である企業側に対してのやり取りを行うのが営業の役割となります。

2. 人材業界で苦労するポイント、働くデメリット

〜コーディネーター職編〜

 2-1.対人の仕事ならではのストレス

仕事をするうえで直接的な対象となるのがパソコンであったり、食べ物であったり、対物の仕事とは異なり、”求職者”という対人の仕事となると、思いもよらないトラブルや事前に避けることのできないようなトラブルなど、ハプニングがつきものです。

ましてや、相手は何度も話したり会ったりしたことのある長い付き合いの方ではなく、初対面となるような方々です。

沢山の方と関わりを持つような仕事になるので、短期間で相手のことを見極めて信頼関係を得るためにプレッシャーを感じることもあるでしょう。

実際私の職場でも、どんなに仕事ができて人格的に優れているベテランコーディネーターであっても、相手が人であるため、対応に苦労をしたり、企業側に謝罪をしないといけないトラブルさえもあったりします。

そういったことにも臨機応変に対応できる柔軟性とストレス耐性が必要になります。

ただ、対人の仕事ならではのストレスを感じることもあれば、対人の仕事だからこそ得られる喜びややりがいなども多々あります。

色々な方と関わりを持つことができるのは、人材業界での最大の魅力かもしれません。

 2-2.残業が避けられない場合もある

上記と同様、対人の仕事となると自分一人のペースで仕事を行うわけではなく、時には相手となる求職者の方のタイミングやペースに合わせる必要もでてきます。

特にトラブル対応であったり、面接有無や今後の成立有無に関わるような大事な話がある場合には、相手のタイミングに合わせる必要があり、残業が避けられない場合もあるでしょう。

求職者の方は決して平日の日中のみで転職活動を行なっているわけではありません。

基本的に仕事が見つかるまでの間は、平日土日関係なく、毎日朝から晩まで良い転職ができるよう情報収集をしているため、企業によってはカレンダー通りで平日の日中のみの就業ではなく、土日祝の出勤や早朝・遅い時間での就業も必要となる場合もあるので注意が必要です。

応募を希望する際はしっかりと就業条件面も確認し、対応が可能か判断するようにしましょう。

 2-3.成立数へのプレッシャー

企業によっては紹介成立数などでノルマがあるところもあるかと思います。

実際私の職場では”ノルマ”というように成立数の有無によって給与の変動などがあるものは設けられていませんが、あくまでも個人の”成立目標”はあります。

例え給与などに影響はしないといえども、個人の成立目標となる数字が決められるのはプレッシャーを感じるものです。

ただこの個人目標がモチベーションにもなることもあるでしょう。

向上心が強く、闘争心の強い方には仕事の面白みややりがいにも感じるかもしれません。

自分の頑張りが目に見える数字として成果に表れるのも悪くはないですよ。

 2-4.個人情報を扱う責任

人材業界ではいわゆる個人情報と言われる、氏名や住所、生年月日や電話番号、経歴まで決して他人には漏らしていけない情報を取り扱います。

派遣も行う企業については、銀行の口座番号やマイナンバーまで登録が必要です。

基本的なことではありますが、仕事において数多くの方々と日々電話やメール、場合によってはLINE、そして郵送などにてやり取りをする際、個人情報については1つのミスであっても起きてはならないプレッシャーを感じるかもしれません。

また、こういった情報を取り扱う仕事であるために、在宅ワークなどを取り入れるのが難しい場合もあります。

これからの時代、在宅ワークを主とする企業も多いですし、それを希望する方も多いでしょう。

対応は企業によって異なるため、入社を検討している方は事前に確認しておくのをお勧めします。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。

人材業界に限らず、どんなお仕事でもメリットそして少なからずデメリットもあるかと思います。

事前にデメリットも想定した上で就職をすることで、入社後のギャップは最小限に抑えることができるはずです。

ラクでやりかいのあるお仕事はありません。

苦労する部分さえも、仕事の面白みとして捉えることができると良いですね。

人材業界へ少しでもご興味をお持ちの方は、登録をした転職エージェントの担当コーディネーターへ、実際の人材業界でのお仕事について生の声を聞いてみるのも良いかもしれません。

ぜひ魅力ある人材業界にてお仕事をしてみてください。

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