こんにちは。くりすです。
人材派遣、紹介会社にて人材コーディネーター兼営業職として働いて7年目になります。
求職登録をして頂いた方の中には、本職とは別にダブルワークとしてのお仕事探しを希望で登録してくださる方も多くいらっしゃいます。
ですが、ダブルワークを考えているけども、職場への報告有無や確定申告などいまいちよく分かっていない…なんて方も多いです。
そもそもダブルワークってしてもいいのかな?
ダブルワークをする際に気を付けなきゃいけないこと、やらなきゃいけないことなどがあればしっかりと事前に知っておきたい。
そんな方のために、ダブルワークを始める前の注意点、そしてダブルワークを始めた後の注意点を詳しく解説していきます。
人材派遣、紹介会社にて勤務するくりすが、実際に登録頂いてる求職者の方への案内内容をお伝え致しますので、ぜひ参考にされてみてくださいね。
1.ダブルワークを始める前の注意点
1-1.そもそもダブルワークってしても大丈夫?
正社員で働きながら、空いた時間での副収入を考えている方もいらっしゃるでしょう。
そもそも正社員っていう雇用でありながらダブルワークとして他での掛け持ち勤務をするこは可能なのか・・・
答えは、法律上では問題ありません。
ですが、この“法律上では”と述べているように、本職となる会社では就業規則上“不可”としているところもありますので都度確認は必要です。
確認方法としては、会社の就業規則を確認するのが確実ですが、分からない場合には人事部や総務部の方に確認しても良いでしょう。
就業規則に違反してダブルワークをしていることがバレてしまった場合、減給や降格、最悪の場合は解雇等もあり得るので、事前にしっかりと確認をし注意をする必要かあります。
法律上は問題なし!ただし本職の就業規則でダブルワークが可能であるかの確認を!
1-2.ダブルワーク先を探す際の注意点
ダブルワーク先を探す際、求人先によってはダブルワークとなることを懸念される場合があります。
理由としては、シフトの調整が可能なのか、体力的に大丈夫なのか、といったように仕事の掛け持ちに対する不安もあれば、労基法に基づき、原則一日8時間・週40時間労働を超える場合に割増賃金を支払う義務があったりと、雇い主としての勤怠管理や責任が伴われるからという理由もあるでしょう。
そういった求人先の不安要素をなくすためには、応募の際、しっかりと勤務可能日または不可日を提示した上でダブルワークとしてのシフト調整が問題ない旨を伝えたり、体力面でも支障はない旨を伝えられると良いでしょう。
そもそも、ダブルワークとしての雇用形態は日勤帯のパートのみではなく、夜間帯でのパート、そして派遣や単発アルバイトなど様々な選択肢があります。
本業に支障をきたすことのないよう、まずは単発アルバイトなどで月数回勤務してみたり、期限付きの派遣として、一定期間お試しでどんなものか勤務してみるのもありかもしれませんね。
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2.ダブルワークを始めた後の注意点
2-1.確定申告
ダブルワークの年収が20万円を超えてしまう場合、確定申告が必要になります。
逆に言うと、ダブルワークの年収を20万円未満に抑えればわざわざ確定申告する必要はないのです。
もしも確定申告が必要な場合は、毎年11月〜12月にかけて本職で年末調整を行い、年末調整された源泉徴収票が発行されるかと思います。
その際ダブルワークをしている人は年末調整されていない源泉徴収票が発行されるため、翌年の確定申告期間に税務署での確定申告手続きが必要です。
・年収20万円未満のダブルワークであれば確定申告の必要はなし!
・20万円を超えてしまう場合は自身での確定申告を!
2-2.会社には申請せずに隠れてダブルワークをした場合
それでも中には、会社に内緒でダブルワークをする方もいるでしょう。
その場合収入が増えることで住民税が上がるため、結果的に会社にバレてしまうケースがみられます。
それを防ぐためにはダブルワークの確定申告や住民税の申告をする際に、住民税の支払い方法を普通徴収にすることが対策となります。
通常は特別徴収といって、住民税は給与から天引きをされますが、普通徴収にすることによって、ダブルワーク分の住民税は自宅などに納付書が届くので自分で直接納付することができるのです。
※ただし、自治体によっては、会社員は特別徴収を推奨されていることを理由に、普通徴収ではなく特別徴収にされることもあります。
確定申告をする前に市役所の個人市民税課に行って、普通徴収が出来るか確認、場合によっては交渉をする必要があります。
ちなみに、よく求職登録をされるタイミングで“ダブルワークをしていることがバレないか”と心配している方が多いのですが、バレてしまう原因の一つが上記の住民税をきっかけとするケースが多いです。
決して転職エージェントから勤務先へ、登録者が仕事探しをしていることやダブルワークをしていることなどを伝えることはありませんのでご安心ください。
万が一勤務先からそのような問い合わせがあったとしても(基本的にはまずありませんが..)、個人情報保護の関係で伝えることは致しません。
それよりも現代は、SNSや身近な人からの目撃情報や口コミ等からバレてしまうことに注意をする必要がありそうです。
内緒でダブルワークをした際は住民税の支払い方法を普通徴収にして対応を!
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
ダブルワークを始めるにあたって、気を付けるべきこと、やらなくてはいけないことのイメージはつきましたか?
計画的なダブルワークであれば職場にも迷惑をかけることなく、自身の負担を増やすこともなく、デメリットを気にせずに働くことも可能かと思います。
不安があれば、ダブルワーク先を探す際に転職エージェントへ相談をしながら進めてみてくださいね。
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