転職エージェント利用のデメリットとその解決策【現役の人材コーディネーターがお伝え】

転職

こんにちは。くりすです。

人材派遣、紹介会社にて人材コーディネーター兼営業職として働いて7年目になります。

ワーママとしてお仕事を頑張られている方の中には、残業が多くていつも保育園のお迎えが遅くなってしまったり、子供の発熱時などに急な早退やお休みがとりにくい環境の方、シフト制でプライベートの予定が立てづらい方など、なかなか家庭との両立が難しい環境で悩まれている方もいるのではないでしょうか。

転職を検討してるけど何から始めたら良いか分からない。。

転職エージェントやサイトに登録しようか迷っているけど色々面倒なことになったりしないかな、、?

そんな風にお悩みの方も多いかと思います。

まだはっきりと”転職をする!”と決めた状態ではないのに一度登録してしまうと、あれこれと手間や面倒がかかりそうで不安、と感じでしまう方もきっと多いことでしょう。

そんな不安をお持ちの方の為に、転職エージェントを利用するにあたってのデメリット、そしてその解決策をお伝えさせて頂きます。

この記事の目的

・転職エージェントの登録に際して皆さんが躊躇してしまうことや利用のデメリットなどに対して、具体的な解決策やその不安を解消できるような内容が分かる

・転職エージェント側のリアルな声が分かることで利用に対しての安心感が生まれる

転職エージェントを利用する際のコツや不安解消の為のポイントをご案内していきますので、ぜひご覧ください。

1. 転職エージェント利用のデメリット

 1-1.自己応募の方が喜ばれることもある

転職エージェントに勤める立場として、求職者の方には出来るだけお伝えしたくないというのが本音の部分ではありますが、企業側が転職エージェントを通して採用活動を行った際は、企業側と転職エージェント側とで紹介料と言われるお金が発生します。

その為、企業側としてはできる限りコストが発生しないよう転職エージェント経由ではなく、自己応募として採用活動を行いたいという思いがあります。

とはいえ、なかなか自己応募のみで募集をしても面接希望者が現れなかったり、良い人材と巡り会えなかったり、という理由でお金が発生してでも企業側は転職エージェントやサイトを利用してくれるということです。

なので、比較的人員が充足していたり、急募の状態ではない場合には、転職エージェントを利用しての応募は不可として自己応募のみで受け付けている企業もあったりします。

もしそういったことであれば、転職エージェント側も求職者の方には正直に自己応募でなら応募が可能の旨をお伝え致しますので、改めてご自身で問い合わせをしてみてくださいね。

 1-2.連絡頻度が多くて面倒に感じる

一度登録をすると、頻繁にメールや電話が鳴って、エージェントとのやりとりをしなければならなくなるのが嫌だ、という方は多いかと思います。

特に、まだはっきりと転職をすること自体を決めていない段階だったり、新しい仕事の希望条件も未定だったりと情報収集をしたいだけなのに、という状況での連絡攻撃はため息すら出てしまいますよね(笑)

なかには、仕事中で子育てや家事とやることがいっぱで毎日時間に追われる日々にも関わらず、連絡の強要をされたりプレッシャーをかけられることもあるかもしれません。

 1-3.担当コーディネーターと合わない

転職エージェントを利用して良かったと思うかどうかは、担当のコーディネーターの質や相性で決まると言っても過言ではないくらい重要です。

何故なら、優れた担当コーディネーターであれば、希望に沿うような求人先を見つけ出してくれるのはもちろん、希望とは異なる求人先についても、デメリットをお伝えした上でしっかりとメリットとなるポイントを教えてくれるはずですし、求人開拓といって、希望に沿うような求人先を見つけた時に応募が可能か営業活動をしてくれることさえあるかもしれません。

また、どんなに優れたコーディネーターであっても人間同士となると相性もあるかと思います。

実際私の勤務先でも、元気いっぱいでフランクな何でも話しやすいようなコーディネーターから、落ち着きがあり親身になってじっくり話を聞いてくれるようなコーディネーターと、色んなタイプがいます。

 1-4.自分が希望する条件の求人があるとは限らない

せっかく希望を持って、転職エージェントに登録をし、優秀で相性の合うコーディネーターが自分の担当としてついてくれたとしても、必ずしも自分が希望する条件の求人があるとは限らないのが事前にご了承頂く必要のある点となります。

わざわざ時間をかけて登録をし、じっくり希望の条件を伝えたのにも関わらず、なかなか希望する条件の求人が見付からない、、、そんなことも残念ながらあり得ます。

お仕事探しもご縁やタイミングなので、登録すればすぐに必ず良い求人と巡り会えるわけではありません。

ただ、それでも自分一人で探すよりは、転職エージェントに登録をすることによってチャンスの幅は広がるはずです。

2.デメリットの解決策

 2-1. 自己応募の方が喜ばれることもある

この場合、企業側は基本的に紹介会社を通しての採用活動は行わず、ホームページ上のみでの求人募集やハローワークなどの公共職業安定所などに限定して採用活動を行うケースが多いです。

その際には、残念ながら転職エージェントが間に入ってのサポートを行うことはできない為、ご自身で問い合わせから書類選考、面接日調整など進めていく必要があります。

ただ、企業側が転職エージェントやサイトを通しての採用活動を行っていないということは、そこまで人材募集に積極的ではなく、人手不足でひっ迫している状態ではないとも言えるので、少々選考が厳しかったりする可能性もあり。

また逆を言うと、転職エージェントの利用をあえて希望する場合もあります。

企業側にとって、紹介料というお金が発生するのはデメリットの点ではありますが、それ以上に企業側と転職エージェント会社との信頼関係が築けている場合、応募〜採用までの流れがスムーズになりますし、良い人材と巡り会える可能性も上がると考えているからです。

決して“自己応募であれば受かりやすくなる”ということは一概に言えることではないので、転職エージェントの利用が可能な場合にはぜひ頼ってくださいね。

 3-2.連絡頻度が多くて面倒に感じる

もしも、電話は控えて欲しい理由や時間帯、メールを送らないで欲しい理由や内容などがある場合には事前にはっきり伝えましょう。

小さな子供がいてお昼寝をしていることもあるから日中は電話を控えて欲しい。

仕事中に電話がなるのは困るので、電話の場合は極力17時以降にして欲しい。

など、全然伝えてもらって構いません。

またメールの場合も同様に、

”まだ実際に転職するのは先の話しで、今はまだ情報収集の段階だから、希望に合う求人があった時のみの連絡で構わない。”

“今回の転職では○○という条件は譲れない点になるので、それ以外の求人提案はしなくても大丈夫。”

など、伝えておけば基本的に連絡内容については厳選して送ってくれるかと思います。

ただ、そういった要望を伝えて連絡頻度が下がることでのデメリットも生じる可能性はあります。

せっかく人気の良い求人が入って早くお知らせしてあげたくても電話が出来なかったがために、他の方で決まって募集が終了してしまったり、自分の希望条件以外の求人提案は一切受けないとしてしまうことで、新たな発見やチャンスを逃してしまう可能性もあり得ます。

本気で集中して転職活動に力を入れていきたい時期には、担当コーディネーターとの密なやり取りをお勧めします。

 3-3.担当コーディネーターと合わない

もし自分の担当になったコーディネーターと合わないなぁ、何かやりずらいなぁ、なんてことがあった時には担当変更を申し出るのも一つの手です。

実際私の勤め先では担当変更の申し出、全然あります。

というより、もしたまたま相性が合わなかっただけで“この転職エージェントを利用するのはもうやめよう。。”となってしまうことが一番残念なことなので、あえて担当変更希望の際は気軽に言ってくださいね、というお知らせを会社の取り組みとしてしているくらいです。

万が一、担当コーディネーターの仕事が遅くトラブルになるようなことがあったり、不信感を覚えるようなことがあった際には遠慮なく担当変更の申し出をしましょう。

そういう場合には、基本的にその方より仕事の出来る上司や先輩となる方が新しく担当としてつくことが多いかと思うので期待は出来るかと思います。

 3-4.自分が希望する条件の求人があるとは限らない

もし、転職エージェントやサイトに掲載のない求人先で気になるところがあれば、そこの求人先名を担当コーディネーターさんに伝えてみましょう。

自分の代わりに問い合わせをしてくれる場合があります。

自分の代わりに問い合わせをして、募集有無の確認や条件面での交渉、面接可否などの確認をとってくれたらとってもラクですよね。

また、自分が興味を持っている企業などを事前にいくつか伝えておくことで、似たような求人先の募集が入った際に案内をしてくれることが多くなります。

すぐには希望の求人先と巡り会えなくても、場合によっては担当コーディネーターが企業側に営業活動を行い、アプローチをかけてくれることもあるので、しっかりと自分の希望を伝えて相談してみましょう。

3.まずは登録してみよう

このように転職エージェントを利用してのお仕事探しには、デメリットと感じる部分もあるかもしれませんが、それ以上のメリットが沢山あります。

現役の人材コーディネーターである私くりすからは”全然気軽に登録して、色々と相談してもらって大丈夫ですよ!”ということを声を大にしてお伝えさせて頂きたいです。

きっと、真面目で責任感が強く、相手のことまで色々と気に掛けて考えてしまうタイプの方ここ、登録に躊躇してしまう方が多いのではないかな、という印象があります。

ただ、転職時期が決まってなくても、自分の次の希望が決まってなくても、そもそも転職をするかどうか迷っている段階であっても、まずは一度コーディネーターに相談してみてください。

転職も物件探しや結婚相手を探すのと同じようにご縁やタイミングが大事でもあるので、まずはアンテナをはって、自分が希望する環境を手に入れる為の情報収集を始めてみましょう。

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4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

今まで転職エージェントへの登録を迷っていて一歩踏み出せなかった方の不安を、少しでも解消できていたら嬉しいです。

今回は転職エージェント利用に際して皆さんがデメリットに感じること、不安に感じることなどをお伝えさせて頂きましたが、反対に、転職エージェントを利用することでのメリットも沢山あります!

登録にお金がかかるわけでもなければ、登録したら絶対にそこでお仕事を決めなくていけないわけでもありません。

もっと気軽に、相談相手として転職エージェント、そして人材コーディネーターのことを頼りにして頂けたら良いなと思っています。

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